ファン待望!『孤独のグルメ』第2巻が18年ぶりに発売

個人で雑貨の輸入業を営む男・井之頭 五郎が、あちこちで飯をひたすら食う――それだけの物語にもかかわらずコアなファンを多く抱え、実写ドラマ版も順調にシリーズを重ねる異色グルメ漫画『孤独のグルメ』。その第2弾がついに登場した。

18年ぶりの単行本となる『孤独のグルメ2』は、扶桑社の「週刊SPA!」に掲載された13本のエピソードを収録。静岡県で汁おでんを食べ、東京大学の学食へ潜り込み、フランスのパリではアルジェリア料理を楽しむなど、あいかわらず五郎のフリーダムな食道楽が繰り広げられる。

基本的な話の流れは1巻と変わりないが、五郎の顔のシルエットがやや細めになり、以前より逆に若返ったような印象を受ける。また表情が豊かになって、食事中のお喋りも軽快になるなど、松重豊さんが演じるドラマ版の五郎に影響を受けたかのようだ。かつての「近寄りがたい寡黙な食いしん坊」を懐かしむ原作ファンも多いだろうが、今の「やんちゃなオッサン」になった五郎もこれはこれでアリだろう。

ネタ的な部分では、五郎(原作版)の代名詞といえる関節技“アームロック”が再登場した。1巻では外国人アルバイトに虐待じみた扱いをする店主に五郎が怒って食事を中断、口論のすえ店主に見事なアームロックを炸裂させた。この場面は非常にインパクトが強く、アームロックを題材にしたコラ画像や動画が大量生産されたことがある。

この2巻では五郎がお茶漬けを食べたくて居酒屋に入った際、嫌がる部下に無理やり酒を飲ませようとする理不尽な客を目撃。見かねた五郎が注意したことから口論に発展し、再びアームロックが火を噴いた。しかも今回はアームロックから投げ技という強烈なコンボになり威力倍増(五郎は古武術を学んでいたという公式設定がある)。ビジュアル的にも美味しいため、間違いなく今後はコラ画像のネタにされ続けることだろう。

そんなわけで長期間のブランクでもパワーダウンすることなく、むしろ読みごたえを増した『孤独のグルメ2』。ドラマ版しか知らないという人も、この機会にぜひ原作コミックに触れていただきたいと思う。